桧枝岐川はご覧のように大丈夫です。

雪解けが例年より早く、雪もやわらかく、歩きずらい状態ですから十分に気をつけてください。

成魚も放流してあります。

あとは腕しだいです。



なお、銀山湖、只見川方面は未検査の為、後日お知らせします。

もちろん現在は冬季通行止めで行くことができません。

 

岩魚の採卵最終回です。

授精の終わった卵は吸水して硬くなります。

手で潰そうとしても潰れません。

これで卵が自分自身を守っているんだと思います。

その後、イソジンで消毒しますが、うがい薬にあるイソジンと同じ成分です。



消毒が終わったら流水に入れ、発眼まで光が当たらないようにして、そっとしておきます。

発眼までは3日に一度パイセスという薬で水カビの付着を防ぎますが、流水を止めてポンプで循環させます。

これで終わりです。

このまま40〜50日待ちます。

きれいな水さえあれば大丈夫なので挑戦してみてください。


前回は岩魚の卵を等調液で浸したところまででした。

いよいよクライマックスです。

受精の瞬間です。

別に難しいことや、大変なことをするのではなく、雄の精子を搾った卵にかければ自然に受精します。

まず雄の岩魚の体をタオルで拭きます。

雌もタオルで拭きましたが、真水は岩魚の受精にとって良いことがないので、ここでもしつこく体を拭いて、受精率が高くなるようにします。

もちろん、糞や尿も雌同様にできるだけ除いておきます。

約20匹分の卵に3〜4匹分の精子をかけます。

教科書では雌10匹に対し最低雄2匹などと書いてありますが、約20匹分の卵に雄2匹でも大丈夫です。

さすがに雄1匹だと、受精能力の無い精子の場合に20匹分の卵がパーになるので、3〜4匹はやるようにしています。

夕方近くなって、だんだん疲れてきて時間がなくなると、雄2匹で終わらせることもありますが、受精率は変わりません。

精子をかけた後にかき混ぜた状態が下の画像です。

精子で白っぽく濁っているのがわかると思います。

このままで10〜15分そのままにして真水の流水に移し、余分な精子を流して受精終了です。

次回はこの続きからです。

あと一回で終わりますから我慢してお付き合いください。


今日は実際の採卵からです。

まず、卵がイクラ状態となった雌に麻酔をかけます。

下の画像の様な麻酔薬が市販されているので、それを規定通りに薄めた水の中に岩魚を入れて、待つこと2、3分で呼吸の回数が減り、麻酔が完了しグッタリします。

次に麻酔の効いている岩魚の体をタオルで拭きます。

この時に少しお腹を押して糞や尿もきれいにします。

糞や尿は受精に悪影響を与えるのできれいにしなければいけません。

これはあくまで教科書のことで、実際はそんなに神経質にならなくても大丈夫です。

きれいに拭き終わったら、岩魚のお腹を強すぎず、弱すぎず微妙な手加減で押さえていくと、卵が出てきます。



この作業を続けて20匹分くらい搾ったら、ボールなどに入れておきます。

搾り終わった雌は真水に戻すと数分で泳ぎだしますからご心配なく。

この時に卵を等調液(約1%の食塩水)に浸します。

この等調液の1%というのがどの位正確でないといけないかわからなくて、けっこう慎重に計ってやっていましたが、ある年に塩の量を間違えて0.4%位でやったところ、異常ありませんでした。

なので0.5%〜1.5%位だったらぜんぜん大丈夫でしょう。

次に下の画像の状態の卵に雄の精子をかけますが、今夜はここで終了です。

ひっぱりますよ〜。


いよいよ岩魚の採卵の時期となりましたので、順を追って説明します。

採卵前の準備として採卵前にやっておく事は、まず雄と雌を別けます。

渓流釣りをする方ならご存知だと思いますが、素人でもなれれば100祐岼磴い覆別けることが出来ます。

特に産卵時期の成熟した岩魚は、雄と雌の区別が簡単です。

そして採卵の時期が近づいたら、雌の卵が採卵可能かどうか一匹づつ全部チェックします。

採卵の時期は寒く、水温が下がってからなので、なかなか大変な作業です。

お腹の中で卵が筋子状態か、バラバラのイクラ状態かを右手の感覚だけで調べ、イクラ状態となっている雌を別にして採卵開始となります。

卵が筋子状態の雌を搾っても卵は出ませんし、無理をすると死んでしまうこともありますから、重要な作業となります。

雄は調べなくても、雌の成熟より早くから成熟しているので大丈夫です。

これでいよいよ準備が整い、採卵作業が始められますが、続きは次回と言うことで・・・

これで狩猟解禁までつなぎます。