サンショウウオ漁を実際にやっている現場です。

この沢は雨が降るとすぐに増水する"あれっつぁー(荒れ沢)"なので今年はまともな漁となったのは一回だけで、夕べもかなりの雨で増水が予想されるので、これからゴミを除きに行かないといけません。

当然ゴミばかりで肝心のサンショウウオはいないと思います。

もしかすると仕掛けの"ズー"が流されているかもしれません。

こんな風にして自然相手で行う漁は半分博打状態で、ちょうどいい雨の降った年と今年を比べると捕獲量は半分以下になると思います。

普段の行いは良いはずなのになんで大雨が降るんでしょう。

半分趣味の世界なのでなんともないですが、これで生活してるならとっくにやめてます・・・
 
サンショウウオ漁がいよいよ最盛期に入りました。

そんなに興味のある方は少ないと思いますが、マニアの方の為にサンショウウオの裏側をお見せしたいと思います。

もちろん左が♀、右が♂で、♀のお腹は卵で膨らんでいます。

♂は後ろ足が♀に比べると太くなっていますし、しっぽも太く♂らしい体格となっています。足の先端の黒い部分はツメです。

もちろん♂のお腹を押すと、白い精子も出てきます。

ここ数年は、急な大雨による増水が梅雨の時期でもあるので"ズー"にサンショウウオじゃなく、ゴミばかり入ってしまいます。本来の梅雨のようにシトシトと降ってくれるとサンショウウオ漁には最高なんですが、自然相手なのでうまくいきません。

こんな状態だと今年の漁は期待薄かもしれません。



もちろん皆さんはご存知だと思いますが、混同されている方がいますのでお見せします。

上の写真がサンショウウオ(ハコネサンショウウオ)、下の写真がイモリです。サンショウウオの左が♀、右が♂です。

尾瀬などに行かれて地塘で見かけるのは、ほとんどがイモリで、ガイドの方が「これがサンショウウオです。」と言っているのを何度か聞いた事がありますが、全部イモリでした。絶対ではありませんが、サンショウウオは清流を好んで生活していますから、尾瀬の地塘ではあまり目にすることが無いと思います。

イモリはアカハラなどとも呼ばれ、裏返すと不気味な赤い模様があるので裏側から見ると一目で解りますが、普通の状況でお腹を上に泳いでいませんから解らないですよね。

ちなみに触った感じは、サンショウウオがヌルヌルしているのに対しイモリは、ザラザラした感じですが別にどうでもいいですよね。

5/18日の朝日新聞に桧枝岐のサンショウウオのことが載っていますので興味のある方はご覧ください。

全国版でなく東北、福島版かも知れません・・・

イモリの背中側



 イモリの腹側



今朝、岩魚の稚魚用取水口でサンショウウオの幼生を見つけました。

最近の雪解けによる増水で、ゴミ受けに3匹流れ着いてました。全長は35mmくらいです。

早速調べてみたら、この位のサイズになるのには1〜2年かかるそうで、私が漁で獲るサイズになるのには、なんと5年以上かかるそうです。

その年数の事よりも、気長にサンショウウオの成長を調べた方がいる事にビックリです。

この幼生を良く見ると、足の指の数などは同じですが、成体(漁で獲るサイズ)と比べると眼が飛び出していませんし、全長に対する尾の長さも短く、なんと、前足と頭の間の両側になにやらヒゲみたいなのが付いています。これは一体なんでしょう。

でもわからない事は、パソコンですぐ簡単に調べる事ができるんですから、便利ですよね。

今年のサンショウウオ漁まであと2ヶ月、今年は必ず動画でお見せします。
 
7月の初めにサンショウウオの生命力の実験として、活きたまま冷凍して解凍したら活きかえるか?と言いましたが、20匹の冷凍サンショウウオを3ヶ月たった今日、解凍しました。
今朝、皿の上に冷凍のサンショウウオを置いて、自然解凍してさっき見たら全然動かないのが19匹、と言うことは1匹は・・・
周りを探しましたがみあたりません。

冷凍の時点で19だったか20だったか確かな自信がないので、答えは来年に持ち越しです。
結果を楽しみにしていた方(いないでしょうが)申し訳ありません。