今年も岩魚の採卵の時期となりました。

今日は寒い中岩魚の雌の熟度鑑別という作業を、一日中水の中に入ってやりました。

卵を搾る時期には個体差があるので、一週間に一回位この作業を行い、卵が受精可能な状態となったものだけ採卵します。

雄はと言うと、かなり前から準備万端でスタンバイして、雌の成熟をひたすら待っています。

その熟度鑑別をやっていると、たまに画像の上側の岩魚のように体表が少し光る個体がいるんですが、これは今年成熟しなかった岩魚で銀毛(ぎんけ)と呼ばれています。

下側は成熟した岩魚ですが、違いが解りますか。

昔、檜枝岐ではこれをひかり岩魚と呼んでいたようです。

成熟した岩魚は栄養を卵に摂られるので、秋の成熟した岩魚の刺身はイマイチなんですが、この銀毛岩魚は成熟しないので身に脂がのっていてとても美味しいんです。

鮭の中に鮭児(けいじ)と呼ばれる成熟していない鮭がいるのをご存知かと思いますが、非常に珍しくすごい高値で取引されていますがこれに近いものがあります。

成熟したものと銀毛の刺身を比べたら、まず見た目に銀毛のほうが艶がありますし、食べたら違いは歴然です。

ところで今TVのニュースで、今日人とニワトリがクマに襲われたと報道してましたが、いつまで餌の木の実の不作のせいにするつもりなんでしょうか。

木の実の不作はこの数年が初めてでは無く、昔からあったことなんです。

たとえば日本の山に普通の年、クマ100頭分の木の実があるとして、そこに30頭のクマがいたとします。クマは十分食べて冬ごもりしますが、不作の年にクマ50頭分の木の実しか無くても十分ですよね。ところがクマが倍の60頭に増えたら普通の年は十分ですが、不作の年は・・・

私には10頭がはじき出される計算になりますが、皆さんの計算の答えはいかがですか。

こんなことは私の頭でも考えられるのに、何故木の実の不作だけが原因のように報道されるのか、私には理解出来ません。

最近あちこちで鹿や猪も目撃されていますが、その報道では鹿や猪が増えたからいままで目撃されなかった所で目撃されていると言っていますが、餌不足だからとは言ってませんよね。

クマは餌不足が原因、鹿と猪は増えた事が原因、これっておかしくないですか。

車が増えたら事故が増えるのと同じだと思いますが・・・

人間も病気になってから薬を飲んで治療するより、病気にならないようにすることが大事だと思いますが、今年のクマ騒動もこう言う視点で見る必要があると思います・・・

右手の中指が攣ってきた〜。

今日も地質調査に同行して大津岐川の支流へ行ってきました。

かなり源流で魚止めの滝らしいのがあったのでそっと覗いたら、尺3寸位の魚止めの主と思われる岩魚が悠々と泳いでいました。

何枚か写真を撮ったんですが、滝の流れで水面に波が出来てしまい、なかなかうまく写っていませんでしたが、姿はなんとなく判ると思います。

しばらく見ていたらもう一匹、少し小さめの岩魚も出てきましたが、今回は竿を持っていかなかったので残念ながら実物はお見せできません。

ここは稚魚の放流などは絶対に無理な場所なので、純系の昔から居る日光系の岩魚の子孫だと思います。

成魚放流した岩魚を釣るのも個人の自由ですが、本当の岩魚釣りとはこういう岩魚を一匹釣ることかもしれません。

ただし源流に行かれる場合は、それなりの準備と覚悟でお願いします。



私は毎日変わった花や動物を捜し求めている訳ではありませんが、今日も偶然変わった岩魚を見つけました。

錦鯉というのをご存知だと思いますが、その中に昭和三色とか大正三色というのがあります。もともとは突然変異の鯉を代々飼育して現在の姿になったと思います。

と言うことは、この岩魚を飼育して代を重ねたら、錦鯉の様な岩魚が出来るかもしれません。

体の中央部分だけでなく、鰭の先端もわかりずらいですが色が抜けて見えます。

最初に見つけた時は病気かなと思ったんですが、毎日餌を食べますし、動きも周りの岩魚と同じで、大きさも周りの岩魚と同じです。

たぶん自然界だと目立つ為に、外敵の餌となってしまうでしょうが、ここでは外敵の危険が無いので順調に生育しています。

去年のアルビノ岩魚はいつのまにか居なくなったんですが(稚魚放流で放流したのかも)今回の錦岩魚は、追跡調査します。
 
7月の末から4週間の長期バカンスを取っていました。

久しぶりの日本は猛暑ですね。

お盆を過ぎるとここ檜枝岐の朝夕は、涼しいはずなのにこの暑さはどうしたんでしょう。

まだ時差ボケが残っているみたいですが、元気に仕事に励んでいます。

あまりの暑さで頭がおかしくなったみたいで、夢なのか現実なのか解らなくなりましたが、夢から早く覚めたいと頑張っています。

ところで、ここ檜枝岐には岩魚の釣堀があります。

釣った岩魚は、すぐその場で炭火で焼いて食べることができますし、貸し竿も準備してありますのでなにも持たずにお出で下さい。

自分で釣って食べる岩魚は最高ですし、炭火なので遠赤外線で中まで焼けて評判も上々です。

自分で獲って、自分でさばいて食べることがほとんど無い時代ですが、スーパーに並んでいる肉や魚も知らない所で誰かが動物の命を絶って売られています。その動物のおかげで自分が生きていると言う事を勉強するいい機会だと思います。

大部分の方は自分で手をださずに、釣堀の職員にやってもらいますが、ぜひ自分で体験してみてください。

人間は聞いた事は忘れますが、見た事は覚えています。しかし体験した事は身に付きます。身に付いたことは、一生の財産になりますから子供たちになんでも体験させてみてください。

体験は決して損にはなりません・・・



今日は銀山湖にブラックバスの駆除に行って来ました。

地元の方の話だと4、5日前までは満水の状態だったようですが、このところの晴天続きで毎日0.5〜1m水位が下がっているそうです。

急激な水位の変化の影響なのか今日はブラックバスの姿がほとんど無く、8人で10cm位のブラックバスをなんと1匹駆除してきました。

自然相手なんでうまくいきませんね〜。

湖の上からの大津岐川方面の画像でも見てもらうしかありません。

遠くに見えるのは大津岐峠方面です。